〔電子〕かえり花 お江戸甘味処 谷中はつねや

お江戸甘味処 谷中はつねや

倉阪鬼一郎

2020年6月11日

幻冬舎

805円(税込)

小説・エッセイ

「つくっても売れ残るだけだから」嘉永三年の早春、谷中・感応寺の門前町の一角に見世びらきして二 月、「甘味処 はつねや」の門出は大雪で挫かれた上、前途多難。おかみのおはつは近くの老舗・伊勢屋 に意地悪され亭主の音松は苦笑いするばかりだった。食べるのが惜しくなる音松の菓子と若い夫婦の奮 闘、仲間の人情で多幸感に包まれる時代小説。

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