〔電子〕木枯し紋次郎(三)〜六地蔵の影を斬る〜

木枯し紋次郎

笹沢左保

2013年11月6日

光文社

440円(税込)

小説・エッセイ

「あっしには、かかわりのねえことでござんす」その渡世人の左頬には、古い刀傷の跡がある。さらに彼は唇の左端に十五センチほどの手製の楊枝をくわえている。紋次郎のこのトレードマークは、十二、三年前、彼がまだ二十歳前のある出来事に由来していた……。上州新田郡三日月村の貧農の息子は、まさにこの瞬間から、永遠のヒーローに生まれ変わったのである。

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