〔電子〕望月のあと 覚書源氏物語『若菜』
平安推理絵巻
森谷明子
2018年6月11日
東京創元社
968円(税込)
小説・エッセイ / ミステリー・サスペンス
紫式部が物語に仕掛けた、雅な意趣返しとは? 王朝推理絵巻第3弾! 平安の都は盗賊やつけ火が横行し、乱れはじめていた。だが、そんな世情をよそに、藤原道長は「この世をばわが世とぞ思う……」と歌に詠むほど、栄華を極めていた。紫式部はといえば『源氏物語』の人気に困惑気味の日々。そんななか、式部が訪れたあるお屋敷に、道長が瑠璃という謎の姫君を密かに住まわせていることを知る。式部はこの瑠璃姫と道長になぞらえて物語を書きはじめたものの、次第に現実と物語が重なってきて……。瑠璃姫とはいったい何者なのか? 式部が時の権力者に対して仕掛けた雅な意趣返しとは? 『源氏物語』をめぐる謎を解き明かす、平安王朝推理絵巻第3弾! 解説=荻原規子
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