〔電子〕流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選

笹沢左保

2018年1月31日

東京創元社

1,222円(税込)

小説・エッセイ

本格ミステリと時代小説の名手が描く、凄腕の旅人の名推理 どんでん返しと鮮やかなロジックが冴える傑作10編 三度笠を被り長い楊枝をくわえた姿で、無宿渡世の旅を続ける木枯し紋次郎。己の腕だけを頼りに、人との関わりを避けて孤独に生きる紋次郎だが、否応なしに旅先で事件に巻き込まれてゆく。兄弟分の身代わりとして島送りになった紋次郎が、ある噂を聞きつけ島抜けして事の真相を追う「赦免花は散った」。瀕死の老商人の依頼で家出した息子を捜す「流れ舟は帰らず」。脱走した女郎たちとの逃避行の意外な顛末を綴る「笛が流れた雁坂峠」。ミステリと時代小説、両ジャンルにおける名手が描く、凄腕の旅人にして名探偵が活躍する珠玉の10編を収録。 【収録作】 「赦免花は散った」 「流れ舟は帰らず」 「女人講の闇を裂く」 「大江戸の夜を走れ」 「笛が流れた雁坂峠」 「霧雨に二度哭いた」 「鬼が一匹関わった」 「旅立ちは三日後に」 「桜が隠す嘘二つ」 「明日も無宿の次男坊」 編者解説=末國善己

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