〔電子〕ニッポン景観論

ニッポン景観論

アレックス・カー

2014年12月26日

集英社

1,188円(税込)

人文・思想・社会 / ノンフィクション

京都の名所旧跡の路上にも、醜悪な電柱と電線が張り巡らされているーー。1960年代以降、日本の国土は開発により「近代的」に変わり始めた。伝統的な景観がさまざまな形で壊されていく様子を、著者は“国際的な目線”で見続けてきた。本書は、全国で撮影した「醜悪な建築」「邪魔な工業物」「過剰な看板」などの写真を並べながら、日本の景観が壊されてしまう構造を論じ、貴重な観光資源を破壊する国家的損失を指摘し、美しい景観を取り戻すにはどうすればいいのかを提言する。異色のヴィジュアル文明批判である。【目次】序章/第一章 細かな規制と正反対の眺め ー電線、鉄塔、携帯基地局/第二章 「町をきれいにしましょう」 ー看板と広告ー/第三章 コンクリートの前衛芸術ー土木/第四章 人をビックリさせるものを作る力ー建築、モニュメント/第五章 ピカピカの「工場思想」ー工業モード/第六章 人生は「ふれあい」ースローガン/第七章 古いものは恥ずかしいー町へのプライド/第八章 国土の大掃除ー観光テクノロジー/ニッポンの景観テクノロジーを世界へ/終章 日本人が掌に持っている宝

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