〔電子〕新宿警察(2) 風俗篇 新宿心中

新宿警察

藤原審爾

2017年5月10日

アドレナライズ

770円(税込)

ミステリー・サスペンス

夢破れた若者の葛藤……そして彼らを餌にしようと犯罪組織が手を伸ばす  特捜本部が設けられ、殺しの事件のベテランたちが、必死の活動を続けたからといって、ホシがあげられるとはかぎらない。とりわけこの種の偶発的な事件には、怨恨とか痴情とか金銭利害といった明確な特徴がなく、一つの線を深く追及してみることが出来ない。本庁の星野と所轄の山辺は、ジュクの暴力団関係を、一週間以上も洗ったが、まったく手応えがなかった。(「マリファナ」より)  日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈風俗篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。 *マリファナ *新宿ぶろんど *新宿その青い果実 *慈悲の報酬 *怨み雨 *新宿ゴキブリ *新宿心中 *当然の復讐 ●藤原審爾(ふじわら・しんじ) 1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。 監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい) 1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

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