〔電子〕e-World Premium vol.6(2014年7月号)

e-World Premium

時事通信社

2014年7月3日

時事通信社

880円(税込)

人文・思想・社会 / 雑誌

 特集1「中ロ蜜月の実相」 上海で蜜月ぶりをアピールした習近平主席とプーチン大統領。エネルギー供給における合意や対日本歴史共闘に象徴される中国とロシアの関係深化は、漂流する21世紀の国際政治における「新しいユーラシア同盟」の誕生を意味するのか。両者の外交・安全保障の実態をとらえ、戦略関係とは程遠い中国とロシアのうつろな連携を浮き彫りにする。  筆者は、防衛研究所米欧ロシア研究室長の兵頭慎治氏、未来工学研究所客員研究員の小泉悠氏ら。いずれも軍事・安全保障面における両国間の関係を提示する。  特集2「拉致に進展はあるか」 5月の日朝合意で拉致問題は、新たなステージに入った。東アジアのパワーバランスの激変に触発されたかのように、日本と北朝鮮の関係は、関係国に摩擦を生みつつも進展している。安倍晋三首相訪朝による日朝首脳会談は実現するか、「過去の清算」は、そして何よりも拉致被害者たちが日本の地に戻ってくる日は訪れるのか。  今回は北朝鮮問題の専門家である小此木政夫慶応大学名誉教授のインタビューに加え、ジャーナリストの辺真一氏らが拉致問題の進展の実態をえぐる。  加えて、新進気鋭の新潟県立大学政策研究センター准教授である浅羽祐樹が慰安婦問題に関する河野談話検証について切り込む。他にも、おなじみ経済の専門家、信州大学経済学部教授の真壁昭夫氏、毎日新聞客員編集委員の西川恵氏による「食と外交」の連載など読み応えある原稿を満載。 Contents [in sight] 雨天に咲き誇る紫の華 松谷 稔・フォトグラファー [特集1] 中ロ蜜月の実相 ・ 中国とは「離婚なき便宜的結婚」 関係影響圏進出を警戒するプーチン大統領 兵頭 慎治・防衛研究所米欧ロシア研究室長 ・ 戦術関係にとどまる中ロ関係 プーチンの譲歩には警戒を 小泉 悠・未来工学研究所客員研究員 ・ プーチン大統領、実は日本重視か 「4島」に言及、けん制と「アメ」提示 平岩 貴比古・時事通信社モスクワ特派員 [特集2] 拉致に進展はあるか ・ 過去の清算含めた一括解決合意が存在か 拉致問題で前進?「日朝合意」を読む 小此木政夫・慶大名誉教授に聞く ・ 拉致被害者の帰国、最大の焦点に再調査約束した北朝鮮の狙いとは 辺 真一・ジャーナリスト ・ 日朝協議、お手並み拝見「透明性」を念押し─米 水本 達也・時事通信社ワシントン特派員 ・ 「日朝接近」、中国外しを警戒 核阻止めぐる対北圧力には限界 荒木 俊光・時事通信社北京特派員 [infographie I] 北朝鮮による日本人拉致問題・政府認定17人の事案 [日韓関係] 河野談話で「慰安婦」を決着できなかった訳検証結果から見えてきた「談合」「旧思考」 浅羽 祐樹・新潟県立大学政策研究センター准教授 [中東] 人工国家のイラク、解体懸念もシリアにまたがるイスラム国樹立か 池滝 和秀・時事通信社外信部 [infographie II] 台頭するイラク・シリアのイスラム国 [中国] 中国民主化へ「変化促す外交を」=日本には長期的な対中戦略が必要 米亡命の陳破空氏にインタビュー [Economy] 急げ!財政再建、よみがえれ!アニマルスピリッツ 真壁 昭夫・信州大学経済学部教授 [国別好感度調査] 「中国嫌い」過去最高を記録海洋進出、歴史問題など影響 石田 麻菜・時事通信社政治部 [食と外交] 修復の舞台はいつもノルマンディー「ウクライナ後」米ロ首脳が同じテーブルに 西川 恵・毎日新聞社客員編集委員

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