歴史街道 2015年 09月号 [雑誌]
2015年8月6日
PHP研究所
660円(税込)
専門誌
「今こそ日の本の武士たる者の戦ぶりを、異国の兵に示す時。雌雄を決すべきと存ずる」。先鋒を務める立花宗茂の言葉に、諸将は頷きました。文禄二年(一五九三)一月下旬、漢城(現在のソウル)でのことです。平壌で日本軍を破り、勢いづいた明・朝鮮連合の大軍が迫る中、篭城や、釜山までの後退を選ばず、日本軍諸将は「迎撃」を決断しました。一度肚を決めれば、いずれも歴戦の漢たち。小早川隆景、同秀包、毛利元康、黒田長政、宇喜多秀家、そして石田三成、大谷吉継…。誰もが瞳の奥に闘志の炎を燃え上がらせました。彼らの心を一つにしたものは何であったのか、そして文禄の役のハイライト・碧蹄館の激闘とはどのようなものであったのかを、詳しく紹介します。 第二特集は「阿南惟幾の決断」です。
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