週刊 東洋経済 2021年 7/24号 [雑誌]

2021年7月19日

東洋経済新報社

730円(税込)

ビジネス・投資

建国100周年の2049年に、総合的な国力で米国と肩を並べることを目指す中国。しかし中国の少子高齢化はこれまでの想定を超える速さで進行しています。中国のGDPは10年以内に米国を抜くとみられていますが、2050年を超えると米国に再逆転される可能性もあります。 日本は変わりゆく超大国とどう付き合っていくべきか。エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、大前研一など世界の賢人10人へのインタビューと多角的な記事で大胆に予測します。 【特集】2050年の中国 [図解]「2つの100年」の間に起きる重要イベント 中国の未来年表 [interview] 世界の10賢人が見る中国の未来像 「中国の人口減は世界を巻き込む」 歴史家・文化人類学者・人工学者 エマニュエル・トッド 「弱点はソフトパワー」 ハーバード大学特別功労教授 ジョセフ・ナイ 「中国は6つに分裂する」 経営コンサルタント 大前研一 「エネルギー新秩序で優位に」 IHSマークイット副会長 ダニエル・ヤーギン 「共産党の言論統制でイノベーションが枯渇」 経済学者・思想家・作家 ジャック・アタリ 「中国のGDP世界一は一時的」 日本経済研究センター 代表理事・理事長 岩田一政 「日本と同じ低成長の道へ」 北京大学ビジネススクール教授 マイケル・ペティス 「中国の狙いは軍事より経済」 シンガポール国立大学名誉フェロー キショール・マブバニ 「ナショナリズムの抑制を」 みずほリサーチ&テクノロジーズ理事長、前アジア開発銀行総裁 中尾武彦 「30年後もインドより中国」 サントリーホールディングス社長 新浪剛史 30年後を占う7大論点 〈論点1〉地政学 大国化するインドが重要に 米中激突はありうるのか 〈論点2〉共産党 「国家空間インフラ」で世界を監視 習近平の地球丸ごと大革命●益尾知佐子 台湾への「統一圧力」は逆効果 「3期目確定」シナリオの死角 ポスト習近平 4人の後継候補●富坂 聰 〈論点3〉資源 エネルギー、食料の爆食が続く 中国は資源争奪の震源に 〈論点4〉軍事・科学技術 ハイブリッド戦争で台湾侵攻 未来の戦争では中国軍が優位●長島 純 膨大な資源を狙って米中が火花 中国が宇宙を制覇する日●倉澤治雄 〈論点5〉経済・金融 ターゲットは超富裕層と年金ビジネス ウォール街は中国に熱視線 [interview]ブラックロック アジア統括ヘッ

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Readeeユーザー

中国の未来をどう読み解くか

-- 2021年09月14日

我々はまず、中国政府の正義を理解する必要がある。共産党政府は建前として人民が選んだ政府であり、人民が実際に豊かになっていることで正統性が担保できているのである。豊かにならないならば革命で転覆される。他方、今後の人口減少による経済の停滞危機を見据え、ウイグルや内モンゴル、また今後一帯一路経済圏で行っていくことは、人々を「中国化」することであろう。アメリカやかつてのローマのようなこの政策が奏功すれば中国の発展はまだ続く。現状、行き過ぎている感は否めないが。

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